そして屋上は・・・

「え~~~!!もうどこもあいてない・・・」
 私が落ち込んでると
「外のベンチででも食べよう♪」
 と香奈が言ったのでしょうがなくベンチへ向かった・・・

その時・・・・

生徒会の副会長が
「香奈~!この案件今日の2時までに片づけないと・・・」
 そう言ってこっちに走ってきた。
 そう、香奈は学校の生徒会長をしている。
 現在の時刻は1時半。
 私はいやな予感がした・・・

香奈が困った顔でこっちを見て・・・

「美音ごめん!この案件片付けないといけないから・・・」
 私は悲しかったけど・・・
「大丈夫☆お弁当なら一人でも食べられるから♪」
 と、いつものように元気よく答えた・・・。
「ほんとごめん!!」
 香奈はそう言って走って行った。

あ~あ・・・どうしよっかな。とりあえずベンチに行くか・・・

そしてベンチでお弁当を一人で食べた私の近くの草むらから
音がしてのぞいてみると・・・
「お前誰?」
 ↑こいつ小林竜(こばやしりゅう)
 無愛想で授業もサボることがある。私と同じクラス!
 ってか・・・同じクラスの人に
 お前誰?って・・・酷くない?




でも、これが私が恋をする始まりだった・・・