「………。」 テーブルに置かれた物を見て、ひとり固まる私。 「か、鍵…!?」 広い部屋に、私の声だけ響いた。 この部屋の鍵!? 拓夢の部屋の鍵!? …まぁ戸締まり用のためだし、別にたいした意味はないよね。 拓夢が寝てる間に帰るつもりはないし、拓夢が起きたら返しておこう。 そう思い、鍵をテーブルに置いたままキッチンに向かった。 「…うわっ」 冷蔵庫を開けると、ちゃんと食材が揃っている。 「…拓夢って、料理もできるのかな。」 何でも出来る拓夢に少し敗北感を抱きつつ、お粥の準備を始めた。