「ん…?」 目が覚めると見慣れた景色で、私は自分の部屋にいるのだと気付いた。 「桜!目が覚めたのね!?」 「え、涼子さん…?」 どうして涼子さんが私の部屋に? そこで初めて、先程の出来事を思い出した。 そうだ、私あの時倒れて… 涼子さんが運んでくれたの? 「ごめんなさい、私マネージャ失格だわ… 私が…桜から目を離していたから…」 涼子さんはボロボロと涙を流していた。