ヒロトが戻ってくるとすぐに撮影が始まった。 今回も昨日と同様に、会話をしておけばいいらしい。 あとは、おいしそうに紅茶を飲んだり。 「…さっきの人は知り合い?」 撮影中、コーヒーを飲みながら中村さんが笑顔で尋ねてきた。 「え?あ、カメラマンのことですか?」 「うん。知り合い?」 「はい。ヒロトっていうんですけど、昔からお世話になってて。」 いとこだということは言わなかった。 まぁ、お世話になってるということに間違いはないし。