「そうよね、桜には彼氏がいるもんね~。 イ・ケ・メ・ン・の!」 ふふ、と笑う涼子さん。 「や、やめてくださいよ…」 恥ずかしくて顔をあげられない。 ヒロトめ…。もうお礼なんてしないんだから! ぎっ、とヒロトをにらみつけるとヒロトは笑った。 「冗談だって。悪い。 あ、もう12時30分だぞ。 時間大丈夫なのか?」 腕時計を見ながら、ヒロトは私に尋ねる。 「うそ!私、そろそろ…」 「ああ。もともと顔合わせだけだったし… そろそろ解散するか?」 そういって3人は喫茶店を出た。