犯人が殺してやりたいくらい憎かった。 警察が捕まえてくれないなら、私が捕まえてやると誓った。 なのに、いざ犯人が目の前に現れると、恐怖で動けない自分がいた。 「2年前、山本隼人を刺したのは俺だよ。」 だれか、だれか来て…! 叫びたくても、恐怖で声が出ない。 部屋から逃げようとドアの方へ走る 「…う…っ!」 「逃がさないよ?やっと捕まえたんだから。」 あと少しでドアノブに手が届くという時に、中村さんが私の背後から抱きついてきた。 首にしっかりと腕を回されていて、身動きが取れない。