あれから、3日経った。 何度も拓夢から電話がかかってきたけれど、出なかった。 いや、出ることができなかった。 メールも、開けなかった。 泣いてしまうのがわかってたから。 決意が、揺らがないように。 撮影の休憩時間に、携帯の着信履歴の中からある番号を探して、通話ボタンを押した。 『もしもし、桜ちゃん?』 「……お話があります」 それだけ伝えると、電話の相手-------中村さんは嬉しそうに笑った。 『今仕事中かな? どこのスタジオ?』 「Aスタジオですけど…」