わたしが、お店から一歩外へ踏み出した瞬間。 「お客様、勇気は、最高の後味になりますよ。」 え...? 「またのご来店、お待ちしております。」 マスターはもう一度にっこりと微笑み、深く、お辞儀をした。 バタン そして、扉が閉まり、その姿は見えなくなった。