心からもらった手紙。

一瞬、期待した。
もしかしたら、心からの…って。

一瞬にして、消えたけど。

伊保三咲?
だれだよ、それ。

中身はだいたいわかる。
…どうせ、ラブレターだろ?


……心に渡された俺って。

手紙をがさつに開ける。

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相沢くんへ。

相沢くんは私のことしらないと思います。

でも、これからちょっとずつ知っていってほしい。

私は相沢くんが好きです。

私と付き合って下さい。

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これからちょっとずつ知っていってほしい、か。


心を忘れることが出来るかもしんねぇな。

…………付き合ってみようかな。

最低だと思う。

でも、忘れることができたと同時に俺は素直にこの伊保三咲ってやつを愛せるかもしれない。