「あ…りがと」 ああああー! あたし顔真っ赤だよ… 「じゃあ行こっか」 「あ、うんっ」 あたしは返事をしてから翔流くんに目線を移動した。 …だけど、そこには翔流くんの姿がなかった。 「翔流なら部屋に戻ったよ」 ええっ!? いつのまに… 「じゃあ…行こっか?」 あたしの言葉を合図に、あたし達は家を出た。