私は李緒に渡された缶コーヒーを開けると一口、口に含んだ




ふわりと香るあの、コーヒー独特の香ばしい香り



そしてあの苦味




(砂糖が欲しい…)




私は寒くなくなった??と私の顔を覗き込む李緒のマフラーを掴むとぐいって引っ張った。



雪に映る影は一つだけ。




「……………、っぁな゛?!///」




「………寒くなくなった??」


「……っ?!



――――――――~っぁあっ!!」




そーりゃーもう!!



そー言って李緒は顔を隠した




だけどバレバレ。
耳まで真っ赤なことはもう一目瞭然



はじめてのキスはコーヒーのあじ。



だけどそれは甘ったるくて少しかゆくて、幸せの味がした



~end~

ばかっぷる爆発しろ^^←