冷たかった顔はぶわって一気に熱くなる だが李緒は何事もなかったように私に背を向けると近くにあった自動販売機まで走っていってしまった。 が、 何事もなかったように、…というのは私の勘違いだった。 (耳真っ赤…) 寒いから、…という理由ではすまないくらいに真っ赤になった李緒の耳 きっと今頃頬も朱に染まりきっているのだろう。 (李緒もドキドキしてたんだ…) 「………っ、!」 そう思った途端 じわ~って胸に広がるなんとも言えないあったかくて気はずかしい感情