「これって…やばくない??」

「なにが??」

「なんでもー」



そんな対して内容があるわけでもない会話をポテチをつまみにしながら真咲と繰り返す




好きだったらたとえ相手が最強の不良であっても関係ナイッ!!



みたいなのには憧れもするし恋愛小説やマンガでも見てもいいなぁ、とは思うが…





(実際目の当たりにすると…)




「無理だよ」

「だからなにがッ??」

「別にー」




本心から桃矢くんが好きだと心の底からそう思えるのにいざ付き合うとなる、そう思うと今一歩が踏み出せなかった。





(なんか私って自分勝手じゃない??)




好きだけど付き合うとかは出来ない。



でも付き合いたい



でもそこまで勇気がでない。



自分がこんなに嫌な人間だなんて知らなかった。




「もう、……どうしたらいいんだろう……」