ガラっ





「えっ?」







あたしが歌ってると、突然…三階の窓が開いた。




えぇっ!?




う、嘘でしょ!?




いま夜なのにっ!?





ゆ、幽霊!?!?






あたしが呆然と見ていると、人の影が現れた。





部屋の光が逆光になって、顔は見えないけど。



人…だよね?






しばらく、その人と見つめあう。




…なんか、言ったほうがいいかな?



でも、なんて?



こんばんは!っとか?



いや…怪しいだろ、それ。



あたしが悶々と考えていると、







「ねぇ」





「ひぎゃっ!!!!!」




影が話しかけてきた。