君と星空の中で。




ブラブラすることに決めたあたしは、とりあえず公園に向かった。




真っ暗な公園は、いつもなら怖く見えるところだけど、居どころのないあたしにとっては、居心地がいい。


あたしは、ブランコにそっと腰かけると、ゆっくり星空を見上げた。






「キレイ…」





心臓が止まるかと思った。


いままで星空なんて見たことなかったから。





こんなキレイなものとは知らなかった。