「本日はお忙しい中、私の初の展覧会に足をお運び頂いてまことにありがとうございます。」
スタッフがワーワーと止める中、向けられたマイクに向かって素直はしゃべりだした。
「えっと〜…最近何かと話題になってます私の結婚時期やらお相手の方やそれからドレスについてですが…。残念ながら、そう言った事実はまったくございませんので悪しからずご了承ください」
ペコッと頭を下げるや否や、パシャパシャとフラッシュが光り質問が飛び交う。
『それは破局したってことですか?』
『結婚までいかなかった理由は?』
『ドレスも作ってないんですか?』
『新しい恋の予定は?』
非道だなぁ〜…。
もう次のネタかよ…。
明日には『Nao破局っ!』って見出しの記事が出んだろうな〜と俺は世の中の無情さを嘆いた。

