お互い顔が見れずじまいでギクシャクして変な空気だった。
それは秘書の彼女も感じとったようで、気を利かして色々話を進めてくれた。
どうやら来週からデザイナーNaoとしての初の個展…と言うのか、今までの作品の展覧会が開かれるようでその前宣伝と独占インタビューを俺が取材するってことらしく今日ここに呼ばれたんだそうだ。
「あぁ〜…なるほど…」
自分のことなのにどこか他人事のように聞き流してしまい。
「30分でお願いします」
イラッとした表情と共に念をおされた。
……って言われてもなぁ…。
どうしたもんか。
何を聞こうか。
何を話せばいいか…。
ダメだ…。
仕事に集中できない。

