「でっかい仕事が入ったんだよっ!
でかいってもんじゃないぞ!?
しかもうちの独占だぞ!?
久々に腕がなるなぁ、イツキッ!
これは絶対当たるっ!」
社長は狂喜乱舞に一方的にしゃべってくる。
早い話が仕事の依頼だ。
しかもかなり大口の。
俺は何だっていいよ。
大口だろうと小口だろうと。
好きな仕事さしてもらえてるだけで十分だ。
そんな思いの俺と社長じゃ温度差が生じてしまい、喜びを分かち合えぬまま社長は不服そうに電話を切った。
「お前は絶対俺に感謝する日が必ずくるっ!」とわけのわからない予言なのか呪いなのかの言葉を残して。
年々扱いにくくなるな、うちの社長…。
厄介だ…。
ため息と共に携帯を置くとスケジュール帳に予定を書いた。

