しかし懲りずに『一夏の恋とかしてみてぇなっ!』なんて馬鹿なこと夏の間中言っていた俺に社長から電話がかかってきたのは盆を過ぎた頃のことだった。
仕事の依頼だったら大体メールが多いのに、わざわざ電話をしてくるなんて…何かあったのか??
ちょっと心配になりなから電話に出れば、大興奮の社長の声が俺の耳の鼓膜を震わした。
それは思わず携帯を耳から離してしまうぐらいの興奮っぷりで、だけど何を言っているのかはさっぱりわからない。ある意味、迷惑電話このうえない。
「ちょ、社長??
何言ってんのか全然わかんねぇ。
とりあえず落ち着いて…」
どうどう…と宥めるも。
「これが落ち着いてられるかっ!」
って、ヒートアップ…。

