『そ、それはいつですかっ!?』
『誰とですかっ??』
『自分で作ったドレスを着るんですかっ!?』
さらにパシャパシャとシャッターが切られ、質問が矢のように飛び交う混乱した中から『フフフ…』と笑ってNaoは車に乗って消えたそうだ。
俺はそれをテレビで観ながら苦笑いしか出なかった。
あれは俺に対する当てつけだろうか?
あんだけ一緒にいたのに結婚しなかった俺への。
「結婚…かぁ。」
いつかの夢が脳裏をかすめ、口からそう漏れた。
と、同時に結局出番を失ったまま引出しの奥で眠る指輪を思い出し暗い気持ちになってしまった。

