『イツキさんへ。
イツキさんに書く記念すべき初めての手紙がこんな形なことを残念にも思いますが…きっとイツキさんの顔を見たら決心が鈍るから。それからきっと泣いちゃうから。手紙を書きます。
イツキさん、世界ってね案外狭いんだよ。
狭くてね、醜くくて…孤独なんだよ。
私の知ってる世界の舞台はそんなとこ。
でも、イツキさんに教えてもらったイツキさんの居る、イツキさんの隣で見た世界は全てが暖かくて、キラキラ綺麗でそれから愛がいっぱいだった。
散歩帰りに歩道橋から一緒に見た夕陽も、角のパン屋さんの香りも、階上の人が飼ってる犬の鳴き声も。
イツキさんと一緒に過ごせた中で感じれたものの全てにそう思う。
イツキさんは365日、いつでもサンタクロースだね。
私に毎日プレゼントをくれたから。
私に毎日発見をくれたから。
私に毎日愛情をくれたから。

