非礼も何も、ヒサコさんは知らなかったんだし責めれるわけがない。
素直も『仕方ないね〜』なんて言って『まぁそのうち収まるよ』って楽観視していたのだが…、、、。
この偶然の露出に目をつけたのはNaoの元のエージェントだった。
それ以来、素直に何かと連絡を取ってこようとしていて。
「歩けるようになったって言っても完全なわけじゃないし、歩けない日もある。車イスの日だってあるし、リハビリも続けてる。それにもし例え歩けたとしてももう戻る気はない」
そうはっきり言ってもしつこく何度も連絡はきていたようだ。
「寒くなる前に式挙げよう!
また動かなくなったら困るしね!」
そう言って2着目となるウエディングドレスを作りだした。
だけど…。
俺には“本当”のところはわからなかった。
素直が何を望んでいるのか。
本当に結婚したいのか。
本当に戻りたくないのか。

