「でも…私は救われたわ。
いろんな人に支えられて、助けられて。
家族はもちろん、一度は別れたはずの彼にも。
こんな私を迎えてくれた彼のご家族にも。
そして…見ず知らずのイツキさんと素直さん。
手術も成功して、今こうして乗り越えられたのは…最後まで諦めずに支えてくれた人達がいたから。
だから尚更、みんなに知ってほしい。
検査や早期治療の大切さを私の体験を通して1人でも多くの人に知らせれたら…って思うの。」
そう語るヒサコさんの目は輝いていて。
きっと…辛いだろうのに。
黙ってたいことだろうのに。
それでもヒサコさんは前を向いて歩こうとしてるんだ。
強い人だ…。
いや、強くありたいと思うからこその行動なのかもしれない。
「…で、今日はその執筆を進めるに当たってお2人にお願いがあって…」

