「だから今回の乳ガンのこと、書いていきたいな…って思ってるんです。」
「…えぇっ!?」
信じられないって声を出したのは素直だ。
そりゃ俺もちょっとびっくりはしたけど…。
「女性にとっては辛くて悲しくて…なんて、そんな言葉じゃ言い表せないぐらいのショックなことなのはわかってる。
だって現に私もそうだったもの。
だけど、もっと早くに見つかってたら違ったかもしれない!…って思うの。まぁ…若いから進行も早かったでしょうけど、でもだからこそ検診って大切なのよ。
特に未婚の独身女性に多いらしいわ、女性特有の病気って。仕事に専念し過ぎて自分に構ってられない人なんて特に…」
私みたいなねっと自分を指差すヒサコさん。
「…絶望的だった。
もういっそ殺してくれって思った。
この先、どうやって生きてけってのよ!?って」

