やがて年は明け。
娘さんの手術は無事成功したと聞いた。
それからの経過次第だが春を待って結婚するようだとも聞いた。
あれから素直のドレスを持っておばさんと彼との必死の説得が続いたらしい。
頑なな娘さんの心が動いたのは、もちろんあのドレスと。
それから彼の深い愛情と。
それから…可愛い娘を嫁に出すなんて本当は死んでも嫌なはずの親父さんの一言。
『結婚すりゃいいじゃねぇか。
案外…いいもんかもしれねぇぞ』
ぶっきら棒にそう言って。
その場にいた全員が驚いたそうだ。
それから改めて彼のご両親に挨拶に行くと、おばあさんを始めとする家族全員が非礼を詫び頭を下げてくるから娘さんは恐縮しっぱなしだったとか。
まぁ…何はともあれ、幸せに向かってくれてるみたいで嬉しい限りだ。

