だからもらって下さい…と、もう一度差し出せば。 躊躇っていたおばさんは涙をこぼしながら何度も何度も『ありがとう』って言って。 「絶対、これ着せるから! あの子達に幸せを運ぶわ!」 おばさんは泣きながら笑ってそう言った。 俺はポケットの中で完全に出番をなくした小箱を握りしめた。 いつになるかわかんねぇけど、絶対お前の出番はあるからっ! ……そう心の中で呟きながらーーー…。