「な、何を言ってるの、素直ちゃんっ!
イツキくんと結婚するために一生懸命作ってきたんでしょ!その日がいつになるかわからなくても、必ずくるんだから大事にとっておきなさい!」
おばさんは大慌てでその手を引っ込めた。
「うぅん。
これは…ただの自己満足のドレスだよ。
自分が勝手に決めた目標。
『ドレスが出来たら私は変われる!』…そんな風に思ってた。
イツキさんと結婚はしたい。
…てゆうか、絶対するけど。
でもさっきも言った通り…今の私じゃダメなの。
だから…あんまり縁起良くはないかもしれないけど、このドレスが素直になれない娘さんのきっかけになってくれたら嬉しい。
大丈夫!
私はこれよりもっと出来のいいドレス作るから。
それ着てイツキさんと結婚するから。
納得のいく自分と、最高のドレス着て…お嫁に行くから」

