「だからね、何て言うか…残したいって言うか“自信”がほしいの。
彼につりあう自信が。
甘えてるだけじゃなくて、守られてるだけじゃなくて。
自分で自分を認めてあげたいの。
彼の隣に胸張って並んでれるような…そんな自信が。」
「………。」
「………。」
「私にとってはそれが…このドレスだった。
これを作ってる時、ワクワクした。
これ着てイツキさんと結婚するんだっ!って。
初めて作ったから何回も失敗して、その度に解いてまた縫って…。
でも楽しかった。
早くそこ日が来い!って願って一針一針縫って…。
やがてドレスは出来上がったけど…私はこのまま。」
どうしようもない…と言いたげに両手を広げて自分を見せた。

