おばさんは言葉を失った。
息をのんだのがわかるぐらいに素直の言葉に衝撃を受けていた。
俺は一度通った道…と言うか、俺を拒絶していた頃の素直はそういう気持ちだったのか…と改めて納得してしまって。
「捻くれてるだけなんだけど。
『あんたに何がわかんのよっ!』とか『支えなんていらないわよっ!』って。
『どうせそんなこと言ってるのも今のうちよ!』『同情してんじゃないわよっ!』とか思うの。
でもその反面…好きな人だからこんな自分を背負わせたくないんだぁ。背負い込まなくていい苦労なら背負い込ませたくないじゃない?
だからさ…素直になれないんだよ。
それに娘さんの場合は尚更だと思う。
彼のおばあさんの言う通りだってわかってるし、しかもそれ言われちゃってんだったら余計に突っぱねるよ。」
「………。」

