「でもね…支えてもらってばっかりで。
甘えて寄りかかってばっかりなの。
そんな自分が嫌で、変わりたいって思って。
だからこれ作り出したの。
これが完成する頃には自分の足で立ってれるはずだった。歩けてるはずだったの。
これ着て、バージンロード歩いてイツキさんのとこへお嫁にいくはずだったんだけど…歩けないまま、先にドレスだけ完成しちゃったの…」
しょんぼり…。
素直は肩を落としてウェディングドレスを悔しそうに握った。
「最近じゃなかなかうまく足も動かなくて。
このドレスを見る度に…何か…もう破きたくなっちゃって。
焦っても仕方ないんだけど。
勝手に目標決めて、イツキさんを待たせてるんだけど。
でも…今のままの私じゃまだダメなの。
何も果たせてない。
何も残せてないの。」

