NUDE〜彼女の心〜


「うちの子、雑誌の編集者…っていうの?
雑誌を作ってるとかなんとか…そういう仕事をしててね。

私はあんまり詳しくなくてよくわからないんだけど、とにかく忙しいみたいで…。徹夜だったりご飯もまともに食べれなかったりする時もあるらしいんだけど、したい仕事に就けたから本人は喜んでてね。

そりゃ浮いた話の一つもないはずよぉ。あんだけ仕事ばっかりしてちゃ、恋してる暇もお洒落してるひまもないわよ。」


せっかく可愛く産んであげたのに…とおばさんは残念そうにこぼした。


「でも…彼とは大学の時から交友はあったみたいでね。あ、でも真剣なお付き合いに発展したのはここ何年か前からなんですって。

学生の頃から友達何人かと彼のお宅には出入りしてたみたいであちらの親御さんとは面識もあってね。彼女になってからも歓迎してくれたって言ってたわ。」


ちょっと嬉しそうに顔を綻ばせたものの…


「でも…会社の健康診断で『要検査』って判定がでてね…」


現実に戻るとその顔は暗く落ち込んだ。