漠然とした不安にかられていると、なかなか戻ってこないおばさんを心配した親父さんが表に出てきてしまい彼と鉢合わせした。
「お、義父さんっ!」
咄嗟にそう呼んだ彼に「誰がお前のおとうさんだっ!」と怒り。
話がややこしくなる前に…と、おばさんは意を決して彼に問いかけた。
「娘は…あの子は入院しなきゃならないほどどこが悪いの!?」
冷静に、普通の声で問うたはずの声は不安に震え、叫びにも似ていて。
その異様さに親父さんも「何の話だ?」と顔色を変えた。
だが、ここで一番顔色を変えたのは彼以外いないだろう。
しまった…!
まさか知らされてなかったとは…!
…そう思ったに違いない。

