「僕がもっとしっかりしていれば…!
彼女を傷つけることはなかったのに…」
ポツリ…そうこぼして、悔しさに顔を歪める彼。
「今更ですけど、僕はつい先日知ったんです。
まさか…うちの者が彼女に接触していたなんて考えもしなくて…。
携帯も繋がらないし、家に行ってもいない。
仕事も長期休暇をとってあって会えないんです。
だからここへ来れば…と思ったのに…。
もう入院してるなんて…。
お願いですっ!
病院を教えてくださいっ!
僕には彼女が必要なんですっ!
もう一度ちゃんと話したいんですっ!
お願いしますっ!!」
必死にそう言って頭を下げだす彼におばさんはただただ茫然としていた。
さっぱりわからないが、さっきから出てくる『入院』と言うのは…うちの子のことなんだろうか…?

