娘を思う気持ちと、娘の幸せ。
一人娘を大事に育ててきた。
いくつになっても可愛い娘をできることなら嫁にやらずに手元においておきたい。
実際のところそんなことは無理だけど、そう願ってやまない親として寂しさを感じる反面、喜びも同時に感じていた親父さんとしてはまさに寝耳に水だった。
そしてその理由が『結婚相手ではなかった』ときたから一気に怒りが爆発した。
その後は凄まじいほどの親子ゲンカに発展。
今まで反抗期はあったものの、こんなにまで言い争うことはなかった2人は怒鳴り合っていた。
「お父さんに何がわかんのよっ!」
そう言う娘の気持ちは尤もだ。
「女ってのはな、結婚して子産んで家庭築いて何ぼなんだっ!それが幸せだっ!」
多少古臭くはあるが、親としてそう願うのもこれまた正論。

