NUDE〜彼女の心〜



「逃げたい…ってゆうより、もう何か疲れちゃって。楽に…なりたかった。

楽になりたいって意味が、イコール『死』だったわけじゃないけど、でももうそれならそれでもいいかなぁ〜ぐらいにしか思えなくなってきて。


だって、目が覚めたら病院にいて。
事故に遭ったって聞かされて。
それと同時に歩けないって言われてよ?


それでもリハビリしたら可能性あるから頑張りましょう!とか言われてもでしょう?何の励ましだっつぅの。


頭と感情が追いついてかない中で好き勝手な記事が飛びまわって。それにふりまわされたエージェント側が早急にコメントをださねば!とか、対応策を…とか。


もう歩けないんだからモデルとして生きていけるわけないし。もうとっとと引退したいっつう私に対して、モデル以外での生き方を考えようとか、リハビリをすぐ始めようとか。


話はいつも平行線で。
もうそのうち、話し合いするだけ無駄に思えた。」