NUDE〜彼女の心〜


「だからね…尚更、歩きたいって思った。」


「え…?」


「あんたは私のことが大好きだから。

これから80年経っても私の横にはあんたがいて。歩けない私をおんぶだろうと抱っこだろうとしてくれてると思う。」


「……え?」


「もし、私がこの先体重が80㎏とかになっても変わらずそばにいて。おんぶだろうと抱っこだろうとしてくれてると思う。」


「…えぇっ!?」


つっこみどころが満載過ぎて。
もはや何から突っ込めばいい!?


「あんたは優しいから…。
何だかんだ言いながら優しくて、私が大好きだから。

私を優先に考えてくれる。
私にとっての最良を考えてくれて、私の気持ちを考えてくれる。」


「……そんな出来た奴じゃねぇよ…」