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それからしばらく、彼女とはカレー談議に花が咲いた。
お互いのカレーはペロリときれいに食べ終わったけど、カレーの隠し味には“アレ”を入れたら美味しくなるとか、今までに何日連続でカレーを食べたことがあるとか。
そんなくだらないことをベラベラ話してると、バナナジュースとコーヒーが運ばれてきた。
「フフフ…。あまりにも楽しそうだったからつい…。いつも贔屓にしてくれてるからサービスよ」
『ごゆっくり♪』なんて言ってウィンクしておばちゃんは去った。
それが何か妙に照れてしまって…。
お互いサービスドリンクをありがたくいただくことにして、すぐさま口をつけた。
やっぱりここのコーヒーは美味い…−−−。
しっかり堪能し、ゆっくり喉に滑らした。
