「あの対談の話しを持ってきたのはうちの社長でさ…。
『世界のスーパーモデル、Naoの初対談!!』…なんつってすげぇ浮かれてたよ。
でも俺お前のこと知らなくて…そん時初めてお前の名前を知ったんだ」
そこで話しを区切って恐る恐る彼女を見た。
『着せ替え人形』発言ですら十分失礼なのに、それより更なる失言を、しかも本人の前で言ってる俺としてはやっぱり多少なり気がひけるわけで。
だから申し訳なさからチラッと目だけを動かして彼女を確認すると、俺の予想に反して普通に話しを聞いていてくれた。
『世界で活躍する私を知らない!?』って憤慨するとか、『私を知らないなんてっっ!』って言ったっておかしくないのに。
彼女はただ黙って俺を見てた。
………俺はお前のことを真っ直ぐ見れないっていうのに…。

