♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「…唯香」

「貴斗の学校、共学になるって聞いたから…こっそり受験したんだ」

新しい制服に身を包んで、得意げに微笑む唯香ちゃん。



「いや…」

言葉を無くして、あたしと唯香ちゃんを見比べる瀬戸内。

このツーショットは、彼にもキツイらしい。



「美月ちゃん、この前も助けてくれたんだ」

「…よかったな」

「美月ちゃん、すごく優しいんだよ」

唯香ちゃんは、まっすぐ瀬戸内の席へ歩いていく。

やっと解放されて、うなだれるあたし。



もう勘弁してくれ…

あたしは、ぐったり机に頭を乗せた。