♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「ねぇ…秘密って、何?」

興味津々の愛菜が、教室に向かおうとする萌を引きとめる。

「…昨日いろいろ聞いちゃったんだけど」

「あたしは、知ってるよ」

萌が言いづらそうだから、自分からさえぎった。



「美月、知ってたんだ…」

困った目をあたしに向ける萌。

「えっ、何?どういうこと?」

状況がわかってない愛菜に、しーっと人差し指で合図するあたし。



「唯香ちゃんには、あたしから話すから…
瀬戸内とのことは言わないで」

「…わかった」

愛菜と一緒に、萌もうなずく。



「あれっ、みんな教室行かないの?」

先に進んでいた唯香ちゃんが、キョトンと振り返る。

頑張って、ひきつった笑顔を作るあたし。

「…あ、あたしも行くよ!」