♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「あれっ、あたしだけ違うの?」

悲しそうな声を出す萌。

どうして、こうなるんだ?

ずっと瀬戸内と同じクラスになりたいと思ってたけど…

こうなりゃ、別のクラスになったほうがマシかもしれない。

てか、瀬戸内はどこのクラスになったの?

あたしは人だかりをかき分けて、瀬戸内の名前を探す。



「あっ、貴斗もいる!」

唯香ちゃんが嬉しそうな声で、掲示板を指差す。

その指は、瀬戸内貴斗の名前をしっかり押さえている。



「…唯香ちゃん、昨日話してた彼って」

遠慮がちにのぞきこむ萌に、彼女は迷わずうなずいた。



「うん、二人だけの秘密ね!」