♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

受話器の向こうが、無言になる。

あたし、何聞いてんだろ…

たぶん、瀬戸内困ってる。



「やっぱ、いいや」

あたしは、明るい声を作る。

「じゃあ、また明日ね…」

携帯を耳から離そうとするあたし。



『…好きだよ』

あたしは、携帯を耳にあて直す。

携帯をギュッと握って、ニヤケそうな口元を押さえる。



「ごめん、今の聞こえなかった…」

もう一度、今のセリフ言ってほしい。

あたしは笑いをこらえて、シレッと言ってみた。