♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「いつでもメールしてね」

悪びれもなく、笑顔で手を振る彩木。

「ちょっと待ちなさいよ!
これ、どうやって直すの?」

携帯をつかんで、彩木を追いかけるあたし。



「なんで?どこか間違ってた?」

「そうじゃなくて、勝手に一番に登録しないでよ」

「別にいいじゃん。探しやすくて」

「あんたが一番じゃないの!」

「じゃあ、早く聞いたらいいじゃん」

あたしの背後に視線を向ける彩木。

あたしも後ろに振り返った。



「…せ、瀬戸内」

「なに二人で盛り上がってんの?」

「いや、あの…」

携帯を握って、オロオロ瀬戸内を見上げる。



「…メアド教えてくれない?」