♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

瀬戸内だって、唯香ちゃんからクッキーもらってるじゃん。

別に、あたしがあげる必要ないし。



瀬戸内なんか、もう知らない。

好きじゃないんだったら、唯香ちゃんからクッキーもらわなきゃいいのに。



瀬戸内と彩木を残して、スタスタ歩くあたし。

あたしはバッグを抱えて、まっすぐ女子寮を目指す。

女子寮のドアをバタンと開けると、小さくため息をついた。



また瀬戸内とケンカしてしまった…

トボトボ寮に入るあたし。



「牧村さん」

「はい…」

げっそりした顔を元に戻して振り返る。



「実家から荷物届いてますよ」

「実家から…?」

うちの親から、何だろ…

首をかしげながら、寮母さんについていく。



「はい、これ」

帳簿にサインして、小さな箱を受け取る。

持った感じ、意外と軽い…

なんだかよくわからない箱を裏返して観察しながら、自分の部屋に向かう。