♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「ねぇ、瀬戸内」

「…ん?」

足を止めずに、視線だけあたしに向ける瀬戸内。



「唯香ちゃんって誰?」

瀬戸内の目が、あたしの表情を読み取る。

瀬戸内は、また視線を前に向けた。



「…小学校の同級生」

あたしはバッグを抱えて、彼の隣を歩く。

瀬戸内も、淡々と前に進み続ける。



本当に、それだけなの…?

あたし、ちゃんと知ってるんだよ。

唯香ちゃんが、元カノだってこと。