♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「えっ?」

「唯香ちゃんでしょ?
…あの子、瀬戸内と付き合ってた」

まっすぐ彩木を見上げるあたし。



「これのお礼」

さっきあげた袋を見せて、ニッコリ微笑む彩木。

あたしは、一瞬だけ視線をそらして考える。



「そっか…」

自分を納得させて軽くうなずく。



「…ありがとね、彩木」

平気そうに笑顔で手を振るあたし。

彩木に背を向けて、そっけなく教室を出る。

パタンと閉めると、あたしはドアに寄りかかってうつむいた。