♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「本命の失敗作って感じ?」

ぶっきらぼうに差し出した袋をのぞく彩木。

「まぁ、そんなとこ…」

「確かに、ちょっとイビツかな」

彩木は、苦笑いしながら受け取った。



「…料理下手で悪かったね」

彩木に聞こえないくらい小さくつぶやくあたし。

本当はそれ、失敗作じゃないんだってば…

あたしはため息をついて、机に置いてある鞄を拾い上げた。



「じゃあ、後はよろしく」

バッグを肩に引っかけて、出口のドアをガラッと開ける。



「…元カノだよ」

いきなり背中に投げかけらた声に、足を止めた。