♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「…触んないで」

ザバッとプールから出るあたし。

浮き輪を拾い上げて、スタスタ歩いていく。



あたし、何こんなに動揺してんの?

瀬戸内の手が、あたしに触れた。

瀬戸内が、あたしの目を見て話してくれた。



もっと普通に話したいのに…

今のあたしには、できそうにない。

情けない自分に、浮き輪を抱えてうつむく。



健太、わざとでしょ?

瀬戸内を誘ってくれたの…

健太の優しさと、何もできない自分に胸が苦しくなる。



もう逃げたくない…

そう思ってるのに、あたしの足は自然に更衣室に向かっていた。