♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「ちょ…ちょっと」

あたしから浮き輪を取り上げる瀬戸内。

瀬戸内は、あたしの腕をつかんで勢いよく3mプールに飛び込んだ。



「うわっ」

瀬戸内と一緒に、ザブンと落ちるあたし。

本気で足がつかない…

とっさに瀬戸内にしがみつく。

そんなあたしを、瀬戸内はグッと引き上げた。



「…マジで金づちなのかよ」

あたしを抱えたまま、濡れた黒髪をかき上げる瀬戸内。



「あんたね…」

プールの壁にしがみついて、なんとか息を吸うあたし。

瀬戸内の手は、あたしのお腹に回されたままだ。

あたしは、バッと瀬戸内の手を振り払った。