♂ vs ♀ ~続・男女寮戦争~《完》

「痛っ…」

あたしの足に当たって落ちた浮き輪を、仕方なく拾い上げる。



「美月、行くよ!」

ビーチボールを両手で抱えて泳いでいく愛菜。

浮き輪を腕に引っかけて、あたしもプールに入る。



「早すぎだって…」

あいつと愛菜は、プールの流れよりずっと早く泳いでいく。

渋々浮き輪に入って、バタ足でノロノロ進むあたし。

瀬戸内は、振り返らずまっすぐ進んでいく。



あたしも、二人のとこに行かなきゃ…

だけど、今さらどんな顔すればいいの?